FXマーケット - FOMCとQE2の行方は?

FOMC(連邦公開市場委員会)とは・・・?

FOMCとは、日本における「日銀金融政策決定会合」やEUにおける「ECB政策理事会」にあたり、米国の金融政策を決定する会合のことです。
※FOMC=(「Federal Open Market Committee」の略、すなわち「連邦公開市場委員会」)

 

FOMCは年に8回(基本的に6週間毎の火曜日)に開催されます。そこでは米地区連銀景況報告(ベージュブック)をベースに議論され、マネーサプライの調整や金利・為替(FX)レートの誘導などの方針が決定されます。そして、その開催3週間後にFOMC議事録が公表されることになっています。

 

メンバー構成は、FRB理事7名、NY連銀総裁1名、地区連銀総裁4名(各地区の持ち回り)の合計12名となっており、FOMC議長はFRB議長のが担当、副議長はNY連銀総裁が担当することになっています。
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ECBの早期利上げ観測が強まり、ユーロが上昇

12日のポルトガル、13日のイタリア・スペインの国債入札が無事終了してから、欧州のソブリン危機に対する懸念とそれらを背景とするユーロ売りは急速に収束する動きとなりました。その一方で13日のECB政策理事会後にはトリシェ総裁が記者会見を行い、ユーロ圏の12月消費者物価指数が前年比2.2%に上昇したことに強い警戒感を表明しています。その後はECBの早期利上げ観測が市場のメインテーマとして浮上、ユーロが対主要通貨で連日の上昇を見せる展開になりました。

 

ECB理事の中でもタカ派で知られるドイツ連邦銀行のウェーバー総裁が「中期的にインフレ率は2%を下回る」と発言、早期利上げ観測の鎮静化を図りましたが、 欧州周辺国の国債利回りとドイツ国債の利回りとの格差が継続的に縮小していたことに加えて、ドイツのZEWとIFOが発表した1月景況指数が予想以上に強い数字となったため、欧州のインフレ懸念は再び強まりを見せる形となり、ドイツの短・中期国債やユーロの短期金利先物の利回りが大幅に上昇、 早期利上げ観測が一段と強まる形となりました。これらがユーロドル・ユーロ円が上昇した背景になります。

 

また、米国の有力なシンクタンクが「EU安定化パッケージが1ヶ月以内に合意し、ECBは第3四半期にも利上げ可能」というレポートを出したというルーマーが市場に流れました。さらにウォールストリート・ジャーナルがトリシェ総裁のインタビュー記事を掲載、その中では「商品価格、エネルギー価格の上昇に強い懸念 」という利上げに対する強い意欲を表明しており、これらを材料とするユーロ上昇の流れが続いているというのが現状です。

 

ユーロの上値を抑制する材料は、25日に発行されたEFSF(欧州金融安定化基金)の5年債です。日本政府が20%を購入し、アジアの投資家が全体の37.4%も落札したと報道される一方、北米からの購入は多くなかったとも報道されたため、26日はユーロの上値が少しだけ抑えられています。FOMCが控えている為、ポジション調整の動きが強まっているのかもしれませんが、売りが落ち着いた後には再びユーロ買いが強まる可能性に注意したいところですね。

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FOMCとQE2の行方、為替相場への影響は?

26日にはFOMCが政策金利を発表します。政策金利が据え置かれることはほぼ確実ですが、今回は今年最初のFOMCということで地区連銀総裁のメンバーが入れ替わっているため、現状の政策が満場一致で継続されるのか、それとも昨年同様に1票の反対票が入るのか、反対票が増えるのか、と注目度が高まっています。

 

インフレ警戒と早期利上げを一貫して主張し、QE2などの量的緩和策にも反対票を投じ続けていた最タカ派のカンザスシティー連銀のホーニグ総裁はメンバーから外れました。その一方、ハト派と見られていたボストン連銀のローゼングレン総裁とセントルイス連銀のブラード総裁もメンバーから外れ、中間派であるクリーブランド連銀のピアナルト総裁もFOMCを去りました。

 

今年からは、タカ派と見られているフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁とダラス連銀のフィッシャー総裁が加わります。残る2席はミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁とシカゴ連銀のエバンス総裁ですが、コチャラコタ総裁は中間派、エバンス総裁のみがハト派と見られています。

 

その意味でバーナンキFRB議長の掲げる“超低金利政策”と“量的緩和策”が今後も無風で継続されると予想することが難しくなりました。特にQE2が早期に打ち切られる可能性が高まれば、米国の債券市場や株式市場に多大な影響を与え、当然、FXマーケットでのドルの方向性を決める1つの鍵となる可能性が高いのです。

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